溶接機材・産業機器 総合カタログ NO.210
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資料⑤スポット溶接〔図5.4〕 継手の種類〔図5.5〕 溶接の種類〔図 1.8〕 エレクトロガスアーク溶接〔図 1.9〕 点溶接〔図 1.6〕 酸素アセチレン溶接[7] エレクトロスラグ溶接この溶接法は、心線と溶融スラグ中を流れる電気の抵抗発熱(ジュール熱)を利用する溶接方法である。主として圧力容器、造船における厚板短尺継手などに用いられ、能率化に威力を発揮している。〔図 1.7〕 エレクトロスラグ溶接(ワイヤ3本の場合)[6] 酸素アセチレン溶接ガス切断に用いる酸素アセチレンの混合ガスを使用して溶接する方法で、設備費が安価で手軽であるが、ひずみが多く、非能率的であるという難点も有している。主として薄物の溶接に用いられる。溶接継手の種類溶接継手には、図5.4に示すような種類があり、これを溶接の種類から分類すると図5.5のように分けられる。このほか機械部品の摩耗部などを補修する肉盛溶接がある。突合せ溶接の場合、片面からしか溶接できない場合は、裏当て金を用いるか裏波溶接法が適用され、両面から溶接できる場合は裏はつりを行って欠陥を残さないようにしなければならない。[8] エレクトロガスアーク溶接表側が水冷された摺動銅当て材、裏面が固定式当て金で囲まれた開先内に炭酸ガスを流し、フラックス入りワイヤを連続的に送給してアーク溶接を行う方法。高能率溶接が可能で、タンクの側板、造船の側外板などに用いられる。[9] スポット溶接2枚の金属板を純銅または銅合金の棒状の電極の間にはさんで強く加圧しながら短時間大電流を流して溶接する方法である。この溶接法は、材料の加熱が極めて短時間なので、溶融金属が空気中の酸素や窒素の悪影響を受けることが少ない。このため溶接部を特別に中性ガスでシールドする必要はない。航空機、自動車、車両、家庭電化製品などの接合に用いられている。1167

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